帰化申請のときに、一回目でお会いしてすべてをお話し下さる方はそうそういらっしゃらないのですが、いくつか書類を照らし合わせていくとここちょっとおかしいな、と思うところが出てきます。
履歴書と税金(住民税)が合わない、とか、そのときの家族の状況と収入関係が合わないとか。帰化申請に添付する書類以外にも、結構つきつめておいたほうがいい内容があります。その一つは保険料関係と言えると思います。
サラリーマンなどの方はまず心配はないのですが、結構自営業の方や扶養にはいったり出たりしている方がいらっしゃるので、保険料の滞納についてもきちんと確認しておくことをお勧めします。あと、実は収入に関する申告、扶養控除などもなのですが。
住民税だけはきれいにおさめてあって、納税額もきちんとある。しかし、国保が来日時から滞納があったり、いま分割で支払っている(結構多いです)などのケースがあります。きちんとその方の生活ぶりをうかがって、一つ一つ丁寧にお聞きしなければならないな、といつも思います。(あったその日にそこまで聞くことはあまりないのですが)その方の人生のストーリーを伺って、法的に問題ないか、まず一緒に振り返りながら考えていくことが大事だな、と思います。。
4月、5月はビザと相続とが重なり、戸籍をたどっていく作業がもりだくさんでした。いつか帰化された方の相続などにも関われたらと思います。