
年明けから忙しく、永住・帰化ラッシュです。
多種多様な在留資格の方が定住化を希望され、
・永住申請
・帰化申請
の相談がとても増えています。
国外から、帰国を希望されて、そのための在留資格の相談も増えています。
そして、日本で働く方のご家族の呼び寄せなどの申請も、増えています。(特に、中国の方が子どもを呼び寄せて日本で学校に通わせたいという希望も増えています。)
入管は、オンライン申請を推奨し、オンライ申請でスムーズになっているような錯覚に陥りますが、実は、オンライン申請は、提出書類をすべてスキャンしたり、容量に気をつけたりという手間もかかります。
それでも、私の事務所でも、遠方だったり、単純な内容のものや、依頼者の承諾が得られたものは、オンラインにしています。確かに申請・結果受領で入管にいかなくていいのはすばらしいメリットです。(日帰りで札幌、大阪とか行っていた日々もありました。)
ただ、審査はオンライン申請で受け付けたものと窓口で受け付けたものを一緒に審査しているようで、オンラインだから早い、ということはありません。
さらに、オンライン申請の場合は、許可がでたら、郵便で現在のカードを郵送し、書留扱いで新しい在留カードを送ってもらうのです。オンラインとはいえ、郵送も使うため、とっても時間がかかります。(カードを発行するのは現在はお台場にある入管のみ。全国からカードの発行が押し寄せていると思います。)
4月から、オンライン申請の人は、許可時の印紙代500円引きという扱いになったので、オンラインを希望する人が増えるのだろうと思いますが、実際オンラインだからといって早いことはないし、むしろ郵送の手間で遅いこともあります。
申請はお早めに、と言いたいところですが早めに申請しても、在留期限があるために、ギリギリに出してきた人が優先されて処理されることがあり、早めに準備した人が抜かされてしまうことも。(3ヶ月前に申請したのに、最後の最後に許可をもらったものもありました。)
そして、審査が遅れるとマイナンバーが切れちゃう、とか、銀行が凍結する、とかいろいろな問題も派生しています。
行政のオンライン化も完全には進まないとは分かっていますが、いろいろな方法が残ったままになると結局使う人も受ける側も大変じゃない?って思ったりします。
(マイナンバーカードや保険証がいまそんな感じですよね)