住所を移せない場合の帰化申請

昨年ホームページをみてきてくださった市内の方ですが、先日許可がおりました。

住所を現住所に移せないご事情があり、法務局への相談の段階からいろいろと資料を揃え、居所にて申請を受け付けてもらいました。その他、住所を移していないことで、提出書類にはいろいろと齟齬が生じてしまうのですが、そこは書類をつけてカバー。担当官も、事情をよく分かってくれて、居所で受付けしてくれ、官報告示にはちょっとした配慮をしてくれました。

 

本当に努力家のお母様とお子様で、一人親で育てられてきたご苦労もお話から伺えました。でも、しっかり教育をされていて、お子様も事務所に来てくれた時にはしっかりとした受け答えをしてくれ将来をきちんと考えていることが分かりました。最近、中学生・高校生を育てられているお母様の話には非常にすがるように話を聞きいってしまいます・・。

そして、お母様もすぐ動いてくださる方で、メールのお返事も早いし、わたしもとっても助かりました。帰化しないでいること が自分の将来に影響しないように、今できることをしておきたいとのこと。実は、ちょっといろいろな気になる生計要件があったのですが、いろいろ整理して、なんとかクリアできました。現在、努力をして安定した生活をしていること、それが認められたので、とても嬉しいです。

そして気になる要件についてはきちんと理由(書面)を明らかにしていたことが良かったのだろうと思います。

 

はじめて事務所にきてくださったのは確定申告の締切日あたりでした。

たしか確定申告を終えてその足で事務所に来てくれた記憶が。

(当時は北税務署の近くだったので)そう思うと、相談から告示まで約360日。

お子様は卒業式だったそうで、帰化がよいスタートになれば、と思います。